フィギュアスケートのシーズン終了で思うこと
米国のボストンで開催されたの世界選手権をもってフィギュアスケートのシーズンが終了しました。(チームチャレンジカップ除く)
フィギュアスケートファンとして大会の主催者、そして、スケート連盟にお願いしたいことがあります。
まずはシーズンの後半でけがをしている選手が多い点が気になります。
スケート連盟が選手をフォローし守る体制をきっちり作ってあげることで、選手を怪我から救えるのではないかと思います。
選手全員が、シーズン最後を飾るの大きな大会に向けてベストな状態で出場できる環境を整えてほしいのです。
実際には、アイスショーやテレビ出演や、いろいろなところに借り出され、試合だけに焦点を絞ってベストコンディションでは出場できていないということがあるようです。
羽生結弦選手は年明けのアイスショーには痛み止めを打って参加していたらしいです。
スケート連盟は選手を守る組織になっていないのではないでしょうか?
フィギュアスケートの普及をはかることはもちろんとても大切なことですが、ソチ五輪の時もそうでしたが、どうも選手の足を引っ張っている?ように思います。
羽生結弦選手や浅田真央選手は震災復興のためにと言われれば断りません。選手個人ではなかなか断りにくいものです。そこを選手の代わりに断るのがスケート連盟の大切なお仕事だと。世界選手権でより良い成績を上げるためには選手のコンディションを最優先に考えて、時には国内イベントを犠牲にするのも仕方のないことではないでしょうか!!!
それから、今回の世界選手権では、開催地ボストンのスケートリンクが大会を開催する要件を備えていないのでは?と思いました。
もともとフィギュアスケート用のリンクではないため、幅が狭かったと聞いています。
パトリック・チャン選手はフリーで壁に激突しました。また、他の選手も危ない場面がたくさんありました。
さらに、男子のフリーの時は気温が17度まであり、後半バテ気味の選手が多くいました。
リンクの氷も解けてきており、TV画面からも確認できるほどでした。選手はかなり滑りにくそうでした。
そんな環境のイマイチ整わないところで、なぜ、1年で1番大きな試合を開催するのでしょうか???
アメリカではフィギュアスケートの人気がとても高いと聞いています。
興業的には適していても、選手にとっては最悪のコンディションだったと思います。
地元アメリカの選手が好成績だったのは、やはり、慣れているため?かな思います。
公平な環境で素晴らしい演技をしてもらうのが一番大切なことではないかと思います。
フィギュアスケートのファンはどこの国の選手であれ、素晴らしい演技に感動します。
開催者側のそろばん勘定も大切だとは思いますが、フィギュアスケートというスポーツの本質を高めることに心を砕いて、選手の育成やスケートの普及に務めてほしいと思います。
最後に怪我を負ってでも素晴らしい演技を見せてくれた選手に感謝します。
早く怪我を治して来シーズンも良い演技を見せてほしいと切に願っています。