真田丸を毎週楽しみに観ています(*^_^*)
利家とまつ、新撰組、篤姫など少し前のNHK大河ドラマは面白いなぁと思っていましたが、最近の大河ドラマは少し観ただけですぐに飽きてしまい、ほとんど観ていませんでした。
今回観ようと思ったのは、脚本がコメディー作家の三谷幸喜さんだったからです。
古畑任三郎は本当に好きでよく観ていましたし、新撰組もとても面白かったです。
最初、キャスティングで、主人公が堺雅人さんと聞いて、細身だし、大河ドラマの主人公としては、少し弱いのではないかと思っていたのですが、実際に観てみると、頭が切れて利が立ち、次男坊として機敏に動き回り、大名のもとを転々としながらも、世渡り上手な性格を演じる姿が見事にぴったりと合っています。
そして、新撰組の時の沖田総司役もやっていた通り、刀を振り回すのもとても上手で、観ていて安心感があります。
三谷幸喜さんの作品は、今回もそうですが、役者さん一人一人のキャラが立っていて、人情味があり、観ていても飽きがきません。
なにより、三谷幸喜さんの描く、コメディータッチのストーリーが至る所に散りばめられていますし、時には残虐な場面も、古畑任三郎のようなサスペンス要素を入れながら、緩急をつけて描かれているので、眠たくなることがありません。
歴史をあまり知らない私でも、わかりやすいストーリー展開になっているので、歴史に興味が出て、もっと知りたいと思うようになりました。
学生時代に観ていたら、もっと歴史が好きになっていたかも?と思います。
堺雅人さん以外の役者さんも、本当に演技が上手で、役にはまっていると思います。
最近観た中では、北条氏政役の高嶋政伸さんの演技が名演技だと思いました。
最初の頃は、高飛車に笑いながら余裕のある雰囲気を出して、天下を取ろうともくろんでいたのですが、高いプライドが仇となって、秀吉を敵に回してしまい、追い詰められていきます。
小田原城に籠城して、あとがなくなった状況になってくると、笑顔を作りながらも目が笑っておらず、やつれていく様子が、鬼気迫るものがあり、本当に上手だと思いました。