ちょっと古いけど海外ドラマ「ER緊急救命室」オススメです。
私のお勧めはなんといってもER緊急救命室(そのまま「イーアール」と読みます。)
始まりは今から20年以上も前になります。
ER緊急救命室は、1994年からの放映となっていますが、日本ではもう少しあとからNHKの深夜に放送されていました。
15シリーズまで続きました。
(NHKの深夜は途中までは1チャンでしたが、最後の2シーズンはたしかBSになってしまいました。)
アメリカ、シカゴのカウンティ―病院の緊急救命室が舞台になっています。
シリーズが長いので出演者が時々にかわっていきますが、一人の主人公を中心に回るのではなく、病院の医師、看護師、受付などの人々がそれぞれ
主人公になるようなドラマで見ていて飽きませんでした。
大きく流れているストーリもありながら、必ずしも一話完結ではないけれど途中から見ても楽しめます。
アメリカのドラマだからかもしれませんが、主人公に匹敵するポジションの医師や看護師達は、医療については真面目に真摯にとりくむけれど、スーパースターではないし、聖人君子でもありません。
女にだらしない人、アルコール依存症だった人、辛いことを体験した中で、薬物依存になってしまった人(本人が従弟のアルコール依存症に取り組んでいたにもかかわらず)、シングルマザーで元夫を殺害してしまった人などなど。
一人の人間がある面では頑張っている医療従事者だけど、私生活はだれでも背負うようなことを抱えながら、私生活と仕事とのバランスをとりながら、またはとれずに苦悩しながら生きている姿に人間臭さを感じます。
また、恋愛が絡んでの話が多いのですが(ちょっと節操がなさすぎと思うこともありましたが)、平和への願いも所々に感じられます。
政治色も強くはありませんが、イラク戦争、アフリカの内戦も物語の中に絡んできます。
最近時間が出来たので1話から最後まで見る機会があり、一か月以上かかりましたが、ER漬けの日々を過ごしました。
続けてみると登場人物の成長、変化もよくわかりとても面白かったです。
DVDのレンタルもあるので(旧作なので安くも借りられるので)ぜひ多くの方に見てほしいです。